軽貨物を開業する時に必ず必要な予算は車両代の他、FCなどに加盟する場合は加盟金などが必要になります。
以前は、軽貨物で使う車両は新車しか認められませんでしたが、規制緩和されて、現在は中古車でも認められるようになりましたので、車両代は50万円くらいから150万円くらいまでしょうか。
FCに加盟する場合は、20万円~60万円の加盟金を用意する必要があります。
安くて程度の良い中古車を見つけて、加盟金の安いFCに加盟すれば、100万円以内で開業できることになりますが、これだけでなく配達に使う備品も自ら用意しなくてはいけません。
ここでは、開業時に最低限必要な備品とそのおおまかな予算を掲載しておきますので、参考にしてみてください。
開業時に最低限必要な備品と予算
開業時に必要な備品があるとはいえ、宅配がメインか、スポットがメインかによっても違ってきますし、仕事が始まってから用意すれば良いものもありますので、仕事が始まる前に用意しておきたいものだけをまとめてみました。
宅配便で必要な備品
・カーナビ:10000円~
・住宅地図:10000~30000円(地域によって異なる)
・台車:3000円~
スポット便で必要な備品
・カーナビ:10000円~
・ETC車載器:5000円~
・台車:3000円~
・荷締機(ガッチャ):2000円~
・ロープ:1000円~
備品選びで注意したいこと
開業時は何かとお金がかかるものですから、備品をなるべく安く済ませたいものですが、安いからというだけで用意すると後悔するものもあります。
特に注意したいのは、カーナビと台車です。
カーナビは、道を案内してくれるので、軽貨物運送業では必需品ですが、道は刻一刻単位で変わると言っても過言ではありません。
可能であれば、地図を更新できるカーナビを選ぶのが賢明ですが、用意できない場合は、代替案としてスマホのカーナビを使うという手もあります。
台車は安いものなら、3000円以内で買えますが、やはり作りは安普請で、動きが悪かったり、キャスターの強度が弱いというものもあります。
配達中に台車が壊れて、荷物が壊れたりすると目も当てられませんので、可能な限り高品質のものを選ぶようにしましょう。
まとめ
ここでご紹介した備品は、開業が無事に済んで、いざ仕事が始まるという時までには用意しておきたい最低限の備品ですが、価格は最も安いものを用意する場合のおおまかな価格ですので、場合によってはこれよりも高くなる可能性があります。
その他、開業してからも必要なものが出てきますので、予算は10万円程度多く準備しておくべきだと言えます。