ここ数年、注目を浴びているのが宅配業界の人手不足問題です。
その背景には、ネット通販の普及で宅配の荷物が激増したにも関わらず、その荷物を配達する人が少ないことに加え、お届け先が不在の場合が多いという事情があります。
それを解消するために、さまざまなアイデアが生み出されていますよね。
記憶に新しいものでは、ドローンに宅配をさせるなどがありますが、実現までにはまだまだ時間がかかりそうです。
今現在で最も現実的なのが宅配ボックスの設置でしょう。
マンションなどの集合住宅では、宅配ボックスの設置も進んでいるようですが、個人宅となるとまだまだです。
個人宅での宅配ボックスの仕組みは、非常に単純で宅配物を鍵のかかった専用の箱に入れるだけですが、ここで問題になるのが鍵です。
鍵は数字を合わせて開錠するダイヤル錠や鍵を使って開錠する南京錠などを使う場合が多いですが、ダイヤル錠の場合は宅配業者が開錠可能な数字を知らなくてはいけません。
お客さん側にしてみれば、宅配業者とはいえ、赤の他人にダイヤル錠のナンバーを教えなくてはいけないわけですから、やはり不安です。
宅配業者側にしても、万が一、宅配ボックスに入れたはずの荷物が盗まれた場合にはナンバーを知っている人間が疑われることになるわけですから、やはりいい気持ちはしません。
お互いのそんな不安を解消できる画期的な鍵が宅配先進国のアメリカで開発されました。
それが『BoxLock Home』です。
BoxLock Homeはバーコードリーダー付きの南京錠なんですが、これがとても画期的なんです。
お客さん側は不在にする時には宅配ボックスをBoxLock Homeで施錠しておくだけです。
宅配業者が配達に来た時は荷物に貼ってあるバーコードをBoxLock Homeで読み取って購入履歴があれば、開錠されるという仕組みになっています。
BoxLock Homeのプロモーション動画をご紹介します。
これならお客さんも他人に鍵のナンバーを教えなくて済みますし、宅配業者も不在票が必要なくなるばかりか、誤配防止にもなります。
このシステムが日本で一般的になれば、宅配業界が大きく変わることが期待できますよね。
コメント
「BoxLock Home確かに便利と思います
もし無償ならほしいです
宅配業者も助かるのではと思いますが
とみりんさんコメントありがとうございます。
これは便利ですよね。もし日本でも実用化されれば、宅配物の多い家とかには宅配業者が無料で配るなんてことになればいいですよね。