個人事業主としての自覚が無い人は仕事が無くなる人という事実

軽貨物運送業は基本的には個人事業主です。

個人事業主を一言で言えば、法人を設立せずに個人で事業を営んでいる人です。

事業を拡げて大きくやっている方の中には会社を設立して、従業員を雇う方もいらっしゃいますが、軽貨物運送業を開業する方の多くは自宅を事務所にして、軽貨物自動車1台で、ひとり親方として仕事をしている場合がほとんどでしょう。

つまり個人事業主として軽貨物運送業を営んでいるということは、会社は設立していないだけで立場は社長と同じですよね。

社長という言葉のイメージは凄い人と捉えることが多いと思いますが、管理人は社長というのは名誉職ではなく営業職だと思っています。

つまり個人事業主として軽貨物運送業を営むということは、自らのチカラで仕事を取って来なくてはいけないということです。

20180519time

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一般的にサラリーマンというのは、決められた時間に出勤して、決められた時間まで業務をこなしている、あるいは業務をこなしているポーズを取っていれば、自分で仕事を取って来なくても給料がもらえます。

しかし、個人事業主は時間などは関係ありませんし、また業務をこなしているポーズを取っているだけでは収入はありません。

軽貨物運送業は軽貨物自動車1台で自由に仕事ができるという一面もありますが、裏を返せば、自由=責任という方程式が直接自分に降りかかってきます。

先日、管理人の請負先に新しく軽貨物運送業者がやってきましたが、個人事業主としての自覚の無いために5日ほどで終わりました。

その方には、60代と思しき年齢の方でひとつのエリアをまかせるために提携している軽貨物運送業者から派遣されてきた方でした。

その方に仕事を引き継ぐためにそれまでそのエリアを担当していた人が、仕事のやり方を教えていました。

初日はおとなしく仕事をしていたようなのですが、2日目からは「荷物が多い」「荷物が大きくて積めない」「配達しきれない」など文句を言うようになったようです。

引き継ぎ担当者が朝ちょっと早く出てきて、他の人の仕事を見ながら覚えるようにと言うと「朝8時から夕方5時までの時間制ですから」と答える始末。

もちろん契約なので、時間はいいのですが驚いたのは「17時過ぎたら残業代が出るのですか?」と言い出したことです。

今までサラリーマンをやっていたのかどうかは知りませんが、発想がサラリーマン的で個人事業主としての自覚がまったく無いのはないかと思いました。

ハッキリ言って考え方が逆なんですよ。

17時までの契約なら、17時までに配達を終わらせればいいだけの話です。

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そもそも17時までかかるような物量ではなく、どんなに遅くとも15時くらいまでには配達できる物量なのですから。

しかも後から聞いた話ですが、その人が言うには20年も宅配をやっていたんだそうなので、経験者なら絶対に配達できないはずはないんですよ。

もし物量が多く、17時までに配達ができなかったら、それは自分自身の仕事ができない力量のせいなので、どんなに時間がかかろうとも自分の責任で配達を終わらせるのが当たり前ですし、現に全員がそのようにやっています。

それなのにその努力をせずに時間だけをかけるという仕事のできなさと個人事業主としての自覚と責任の無さはいかがなものか?

万が一、残業代が出るとして勘ぐれば、残業代欲しさにわざと配達していないと取られても仕方ないですよね。

2日目以降、毎日朝から文句を言いながら積込みをしていたので、請負先の配車担当が注意をしたら、文句を言ってきた挙句、配車担当と言い争いになり、帰らされてしまいました。

しかし、その翌日になって請負先から「次の仕事が見つかるまで手伝ってもいい」と言ってきたそうです。

我々から見れば、どう考えても60代の人の方が悪いですし、そんな人に仕事をまかせられるはずがないのに、舌の根も乾かない内に恥ずかしげもなく、よくそんなことが言えたものだと思ってしまいました。

もちろん管理人も請負先での仕事に満足しているわけではなく、文句が言いたくなることも毎日のようにありますが、そこで文句を言ってしまえばすべてが無くなる可能性があることは経験上、よくわかっていますので我慢していますし、軽貨物運送業を続けている人はみんなそう思っているのではないでしょうか。

この一件で改めて感じたことは、個人事業主としての自覚が無い人は仕事が無くなる人だということでした。