軽貨物運送業を開業する時には、絶対に軽貨物自動車が必要になります。
以前は軽貨物運送業開業の必要な車は新車でなくてはいけなかったのですが、現在は規制緩和されて中古車でも認められるようになりましたので、中古でも問題なく開業できます。
管理人が20年の間に乗った軽貨物自動車は新車2台、中古車3台です。
開業当初は赤帽だったので、赤帽の軽トラックの新車でしたが、この時は長距離のスポットばかりやっていたので、3年で25万km近く乗りました。
今思えば、メンテナンスをすればまだまだ乗れたと思うのですが、当時は若かったため、軽トラックに飽きてしまい、また、仕事もスポットからルート配送に変えたため、中古の軽1BOXを買いました。
その中古車は、8年落ちで走行距離が7万kmほどだったので、決して程度の良い中古車ではなかったのですが、総額30万円程度と安かったのと、20万kmオーバーの車から見ると7万kmというのは少なく感じてしまって、深く考えずに購入してしまったのです。
ところが、乗り始めたら、あちこち不具合が出てきて、細かい修理を何度もした挙句、仕事中にラジエターが壊れて、水がバシャバシャ漏れて、あっという間にオーバーヒートしてしまいました。
それが購入後3年ほどで、走行距離が14万kmくらいだったので、実質7万kmほど乗って廃車になったわけです。
確かに安かったので、乗れた方だという意見もありますが、修理や仕事中に壊れた時の対処などを考えると「安物買いの銭失い」になったと言えないこともありません。
そして、このことをきっかけに軽貨物の中古車を買う時の管理人なりの基準を設けていますので、ご紹介いたします。
軽貨物の中古車を買う時の基準
それでは、管理人の軽貨物の中古車を選ぶ時の基準をズバリご紹介します。
年式:5年落ち以内
走行距離:5万km以内
整備記録簿付き
よく「走行距離が少ない」ことが重要と感じている人がいますが、個人的に最も重要なのは「年式」だと感じています。
いくら1万kmしか乗っていなくても、10年落ちの車では、どこかに必ず経年劣化が起きていますので、すぐに修理が必要になったりします。
とはいえ、3年落ちなのに10万kmも走っているという車も、かなりハードな使い方をされているわけですから、いろんな所に影響を受けている可能性がありますので、避けた方が無難でしょう。
一方、3年落ちで3万km乗っているという車は、3年前は新車だったわけですから、経年劣化も少ないでしょうし、1年で1万kmというのは、妥当な走行距離ですから、特にハードな使い方をしているとは言えません。
あとは可能であれば、整備記録簿がある車が理想です。
整備記録簿などがあると、いつ、どこをメンテナンスしているのかが一目でわかるので、後のメンテナンスに役立ちます。
さらに、整備記録簿があるということは、前のオーナーが大切に乗っていたという証明のひとつでもあります。
要はなるべく新しくて、なるべく走行距離の少ない車が良いのは言うまでもありませんが、年式が新しければ新しいほど、価格が高くなりますので、あとは予算との兼ね合いになります。
まとめ
軽貨物は考えている以上に距離を走るので、可能であれば新車を入れて、メンテナンスをしっかりしながら長く乗るのが理想です。
しかし、3~5年で買い換えるとなると買い換えるための貯金ができるくらいの売り上げが無ければ、なかなか新車は購入できません。
それなら、購入初期に負担の少ない中古車で、なるべく程度の良いものを見つけて、しっかりとメンテナンスをしながら、長く乗ることを意識した方が良いのかもしれませんね。
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