毎年のことですが、2月半ば以降になると仕事場でも確定申告の話題になります。
確定申告というのは、国に収める税金を自分で計算して、納税するという制度です。
軽貨物運送業を開業するということは、どこからも雇用されていない状態になりますから、税金の計算は自分でしなければいけません。
もちろん税理士などに依頼する方もいらっしゃると思いますが、私は開業以来20年以上にわたって自分で確定申告をしています。
今までサラリーマンをやっていて、新たに軽貨物運送業を開業した方などは、初めての確定申告となるわけです。
確定申告というと難しい感じがしてしまいますが、考え方としてはとても簡単です。
まず昨年の1月1日から12月31日までの間に軽貨物運送業で得られた売上を計算します。
次にその収入を得るためにかかった経費、いわゆる必要経費をすべて計算します。
そして基礎控除や扶養控除、配偶者控除など、収入から差し引かれる控除額を計算します。
売上から経費を差し引いた金額から控除額を差し引いた金額がプラスなら黒字ということで、税金を納めることになります。
売上から経費を差し引いた金額から控除額を差し引いた金額がマイナスなら赤字ということで、税金は納めません。
つまり『売上-経費-控除=黒字⇒納税あり』となり『売上-経費-控除=赤字⇒納税なし』ということです。
このように考え方としては、とても簡単なのですが、面倒なのが経費の計算です。
経費というのは、売上を得るためにかかった経費ですから、ガソリン代やオイル交換代、タイヤなどは当然、全額経費になります。
しかし自宅で開業している場合、家賃や水道光熱費、電話代など家として使う分と事務所として使う分を計算して分けなければいけません。
それを按分(あんぶん)と言いますが、この按分の割合の計算が面倒なんですね。
本来であれば、毎月、売上と経費を計算していれば、それほど苦労はしないのかもしれませんが、1人親方でやっている軽貨物運送業者にとっては、なかなか難しいものです。
そんなわけで、私も年が明けてから慌てて経費の計算を始めています。
もともと稼ぎが少ないですし、毎年ほとんど同じ売上なので、黒字の年と赤字の年が半々くらいです。
黒字と言っても、多くても数万円、少なければ数千円単位での納税となることが多いのですが、数万円の納税の時に困るのが現金が無いという場合です。
税金も分納はできますが、最高で3回しかありませんから、金額が大きくなると資金に余裕が無い個人事業主としては結構大変ですよね。
そんな時は、国税クレジットカードお支払サイトを利用すれば税金のクレジットカード払いができるんです。
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注意点としては、10000円ごとに82円の手数料がかかることです。
しかし軽貨物運送業の税金なんてせいぜい数万円ですから、数百円の手数料で税金の分割払いができるのであれば、かなり便利なのではないでしょうか。
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