軽貨物運送業を営むために絶対に無くてはならないものは軽貨物自動車です。
軽貨物自動車を大きく分けると、軽1BOXバンと軽トラックに分かれますが、引越しや背高の荷物を積む仕事以外の仕事なら軽1BOXバンを選ぶのが一般的です。
特に宅配の仕事の場合、荷室に鍵がかかるので荷物の盗難を防げることから、軽1BOXバン以外はNGという会社もあります。
軽トラックでも、幌車ではなく、パネルバンであれば鍵はかかりますが、小荷物のみを扱うなら、軽1BOXバンの方が使い勝手が良いでしょう。
軽1BOXバンを選ぶにあたって最も重要なポイントは荷室の広さです。
荷室なんて大差ないのでは?と思っている方もいらっしゃいますが、軽貨物の仕事をするなら、たとえ1cmでも広い方が確実に良いのです。
なぜなら、1cm足りないために荷物が積み切れずに一回戦で済むところを二回戦しなければいけなくなったということも実際ありました。
一度で積み切るところを二回に分けて積むということは、単純に無駄に走ることになるわけですから、ガソリン代が余計にかかってしまうことになるのです。
個人事業主として事業を開業する以上、経費削減は常に考えておかなくてはいけないことですから。
ここでは、2016年現行の各社の軽1BOXバンの広さを比較してみましたので、参考にしてください。
軽1BOXバンの荷室の広さ比較
2016年現在、軽1BOXの新車を買おうとした場合のメーカーは、スズキ、ダイハツ、ホンダの3社しかありません。
マツダ、日産、三菱、スバル、トヨタ、ホンダの6社は3社のメーカーからOEM供給を受けているので、調査したのはスズキ、ダイハツ、ホンダは発売されている軽1BOXバンのみです。
スズキエブリイ(マツダスクラムバン・日産NV100クリッパー・三菱ミニキャブバン)
荷室長:1910mm(1メートル91センチ)
荷室幅:1320mm(1メートル32センチ)
荷室高:1240mm(1メートル24センチ)
荷室体積:3.12立方メートル
ダイハツハイゼットカーゴ(スバルサンバーバン・トヨタピクシスバン)
荷室長:1860mm(1メートル86センチ)
荷室幅:1315mm(1メートル31.5センチ)
荷室高:1235mm(1メートル23.5センチ)
荷室体積:3.02立方メートル
ホンダアクティ
荷室長:1725mm(1メートル72.5センチ)
荷室幅:1240mm(1メートル24センチ)
荷室高:1200mm(1メートル20センチ)
荷室体積:2.57立方メートル
まとめ
単純に荷室の体積だけで比較した場合、スズキエブリイ系の軽1BOXに軍配が上がりました。
この結果を踏まえると、荷室の広さで軽1BOXを選ぶならスズキエブリイ系が良いということになります。
確かにスズキエブリイ系の軽1BOXなら、マツダ、日産、三菱でも買えますし、台数が出回っていますので、程度の良い中古車が見つかる可能性もあるかもしれませんね。
ちなみに同じ車種でもバンとワゴンがありますが、軽貨物での基本は4ナンバーのバンですので、ワゴンは調査していません。
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