軽貨物の仕事として最も有名なのは宅配だと思います。
宅配というのは個人の家に荷物を配達するわけですから、大きいトラックなどが入り込めないような生活道路でも普通に入っていけますので、軽貨物自動車を使う仕事としても最適だと思います。
しかも、インターネットが普及した現在では、ネット通販が当たり前になっていますし、お中元やお歳暮といった日本特有の儀式がある限り、仕事が無くなることはないという気がします。
しかし、軽貨物の仕事には宅配だけでなく、スポット便やルート配送といった仕事も多々あります。
そこで今回は、管理人が今までやったことのある仕事で最も儲かった仕事とその収入例を公開したいと思います。
長距離のスポット便は稼げる!
管理人が軽貨物運送業を開業したのは、赤帽でしたので基本的な仕事はスポット便でした。
スポット便で最も多いのは、走行距離が50km以内くらいの近距離から200km以内くらいの中距離で、群馬で仕事をしている管理人が最も多かったのが、東京まで100~120kmほどの仕事です。
100~120km走れば、12000~15000円ほどの売り上げになるので、それが毎日続けば、経費を引いたとしても、ギリギリ生活はできると思います。
管理人がやったスポット便で最も遠くまで走ったのは、九州・熊本までの仕事、約1200kmでした。
その仕事は群馬県内にある工場からの仕事だったのですが、熊本の工場に月曜日の朝までに機械を運ぶという仕事で、荷物を預かったのが日曜日の朝11時ごろ。
翌朝8時までに1200kmを走破しなければいけないということで、すぐに関越道に乗り、長野の和田峠を越えて、中央道に入り、名神、中国道から九州に入り、九州道を南下して目的地に到着したのが月曜日の朝6時ごろでした。
その間、食事休憩は1回30分ほどで3回、仮眠は30分ほどとっただけでした。
つまり高速を走りっぱなしで15~16時間かかったという計算になります。
使ったガソリンは往復で約200リットル、ドラム缶一本分にもなりました。
帰りは名古屋あたりまで高速を使い、そこからは下道で帰ってきたのですが、家に到着したのが火曜日の午前中でした。
このときの売り上げは、走行距離が約1200kmで荷扱いや深夜割増がついて15万円ほどになりましたが、ガソリン代、帰りの高速代、食事代など合わせて3万円ほどだったと記憶しています。
純利益は約12万円でかかった期間は全行程で3日間なので、1日4万円の売り上げとなりました。
ただし、睡眠時間は3日で2時間ほどでしたので、群馬に入ったころには意識が朦朧としていましたし、家に着いた途端、深い眠りに落ちたのは言うまでもありません。
まとめ
3日間で15万円の売り上げというのは、なかなかありつけない仕事ですし、3日間と言っても3日目は仕事になりませんから、実質4日間と考えた方が良いと思います。
とはいえ、このような長距離の仕事がコンスタントに1週間に一回あれば、月60万円の売り上げになり、純利益は48万円にもなりますので、かなり率の良い仕事と言えるのではないででしょうか。
ただし、企業からしてみれば、運賃の高いスポット便はなるべく使いたくないというのが本音のようです。
コメント