ヤマト運輸の荷物引き受け抑制検討!軽貨物運送業とこれから宅配業界を考察!

軽貨物運送業の主な仕事には、宅配、ルート配送、スポット便があります。

これらにはそれぞれのメリット・デメリットがありますが、軽貨物運送業の仕事として最も安定しているのが宅配でしょう。

宅配と一口に言っても、個人宅に荷物を配達する『宅配便』と企業や店舗に荷物を配達する『企業便』がありますが、軽貨物運送業を開業したばかりの人や将来的な展望も含めて最もニーズが高いのは宅配便だと考えています。

その理由はネット通販の拡大です。

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ネット通販はその名の通り、インターネットが普及してから始まり、年々伸びてきましたが、ここ数年では爆発的に増えていますが、その大きな原因はスマホの普及にあります。

以前のネット通販はパソコンが無いとできませんでしたが、手のひらに収まるパソコンでもあるスマホは老若男女問わず、誰でも手軽に持ててインターネットに接続できます。

そのためスマホの普及と共にネット通販の荷物を増えているということになります。

荷物量が増えるのは、われわれ軽貨物運送業者にとってみると良い動きと考えられるのですが、取り扱う荷物があまりにも増えすぎたことで、宅配大手のヤマト運輸では、荷物の引き受けを抑える動きも出ています。

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宅配は軽貨物運送業者にとっては必要不可欠な仕事のひとつですが、宅配の最大のデメリットでもある不在と再配達(参照)はわれわれにとってはかなりの負担になるばかりか、収支的に見てもマイナスなので良い事はひとつもありません。

そもそもネット通販を理由する人の多くは、仕事を持っていて買い物に行く時間が無い人や1人暮らしの学生、夫婦共働きなどの世帯ですから、昼間、配達に行っても不在なのは当然です。

そして24時間いつでも欲しい物を注文できるネット通販の便利さをわかった人はこれからもネット通販で買い物をし続けますから、不在・再配達が無くなることはありません。

そのための対策として宅配ボックスが普及しはじめています。

管理人の仕事は企業便ですが、企業の中にはマンションに事務所をしているところもあり、宅配ボックスを設置してあるところもあります。

実際に宅配ボックスに配達したこともありますが、荷物の大きさに合わせて空いているボックスに荷物を入れたら、伝票差し込み口に伝票を入れると捺印までしてくれます。

その宅配ボックスを設置した場合、宅配業者の仕事がどう変わるのかをパナソニックが実証実験しました。

パナソニック、宅配ボックス実証実験の中間報告。49%だった再配達率が8%に減少!

この記事によりますと…

受け取り荷物総数は1カ月で583回。そのうち、1回で受け取った荷物は47%で、再配達で受け取ったのが49%。

一方、設置後の12月度の荷物総数は761回。1回で受け取った荷物が53%で、宅配ボックスで受け取った荷物が39%。再配達となった荷物が8%となり、宅配ボックスの設置により、299回の再配達を削減した。

となっていて明らかに改善されていることがわかります。

それでも1回で配達できなかった場合がありますが、その理由としては…

「要冷蔵・冷凍の荷物」だったり「大きすぎて宅配ボックスに入らなかった」などの理由が挙がった。

となっていました。

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この結果を見る限り、宅配ボックスはわれわれ軽貨物運送業者にとっても救世主となりますが、郵便ポストのようにどの家でも宅配ボックスが設置してあるという時代が来るのはまだまだ先でしょう。

それまでの間は不在・再配達をし続けなければいけないわけですが、もしヤマト運輸が荷物の引き受けを抑えることになれば、他の宅配業者に仕事が回ってくる可能性もありますから、われわれ軽貨物運送業者にとっては新たなビジネスチャンスになる可能性も秘めているのかもしれません。

さらに軽貨物運送業のネットワークを持っていれば、夜間専門の宅配業者として新たなビジネスモデルを立ち上げることもできるかもしれません。

いずれにしても軽貨物運送業と宅配は切っても切れませんので、これからの宅配業界の動きに注目です。