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佐川急便の配達員が荷物を投げる動画を見て思うこと。

佐川急便の配達員が客に届けるべき荷物を投げる動画がニュースになっていますが、この動画を見て最初に感じたことは「その気持ち、よくわかる」ということでした。

佐川急便の配達員が荷物を投げた理由はわかりませんが、イライラしていたのは間違いありませんね。

管理人も個人宅への宅配も経験していますが、通販で買い物しているのに時間指定もしない客には本当にイライラしてしまいます。

特に我々のような個人事業主は荷物の配達が完了して初めて収入になるので、不在ですと1円の収入にもならないばかりか配達先までのガソリン代を考えれば、完全に赤字になってしまいます。

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そんなことが何軒も続くと本当に荷物を投げつけたくなってしまうのも事実です。

しかし、実際に荷物を投げつけたり、蹴り飛ばしたりしたら後々大変なことになるのはわかっていますから、理性で抑え込んでいるわけです。

このようなことから管理人が考える宅配の最大のデメリットは【不在】【再配達】だと思っています。

通販でモノを買う人も不在になることはわかっていることがほとんどですから、せめて時間指定をしてくれればいいのですが、我々の苦労がわからないので「不在票が入ってから再配達させればいい」くらいにしか思っていません。

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もっともそれが仕事と言われればその通りなんですが、例えば1個配達したら120円の収入になるとすると1回目不在で2回目に配達完了すれば単純計算で60円にしかならないことになるわけです。

さらに客には連絡をよこしたにも関わらず、2回目も不在ということも稀にあります。

ようやく3回目で配達完了できたとしたら1個40円にしかなりませんし、そのために何往復かしますから、手間賃どころかガソリン代にもならないんです。

実際は他の荷物と抱き合わせで配達に出る場合が多いですから、そのついでの再配達となりますが。

管理人の経験上、不在持ち戻りの荷物は持ち出し個数の1~2割くらいで、例えば100個の荷物を持ち出したら、10~20個は不在で持ち戻りになってしまうということです。

そんな矢先、気になるニュースを見つけました。

それは「弁護士ドットコム」に掲載された『「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態』という記事です。

この記事はアマゾンの荷物を配達しているヤマト運輸のドライバーの本音が書かれています。

もともとアマゾンの荷物は佐川急便が配達していましたが、運賃交渉の決裂からヤマト運輸に変わったという経緯がありますから、この記事を読めばネット通販の荷物の宅配の現状がわかると思います。

我々のような軽貨物運送業者にとっても関係の深い記事です。

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ただし、軽貨物運送業の仕事の中でも売り上げが最も安定しているのはやはり宅配でしょう。

ネット通販が当たり前になりつつある今、そして将来を考えても宅配業務自体が無くなることは考えにくいと思います。

ドローンを使っての無人配達の研究も進んでいるようですが、荷物の大きさや重さ、受け取り側の設備の問題などを考えると無人配達化がスムースに進むとは思えません。

さらに担当地区は狭い場合が多いので、距離を乗らずに済みますから経費も安くなることが多いです。

これから軽貨物運送業を開業しようとしている方は、これらのことをよく検討してから参入することをおすすめします。

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