毎年のことですが12月に入るとお歳暮の配達が始まることから宅配の仕事をしている同業者は忙しくなってきました。
そしてこれも毎年のことですが、雪が降る地方で軽貨物運送業を営んでいる方たちにとって大切な仕事がタイヤ交換です。
管理人も北関東で仕事をしていますので、12月に入ると週間天気を気にするようにして、夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換する時期をいつ頃にするかを考えます。
今年も12月に入ってからは週間天気を欠かさず見ているのですが、冬型の気圧配置が安定しているらしく、北関東ではしばらく冬晴れが続く見通しとなっていました。
このまま冬型の気圧配置が続けば、しばらくは雪が降らないようなのでスタッドレスタイヤに履き替えなくてもいいのですが、10月の終わりごろに夏タイヤを新しくしたこととスタッドレスタイヤが2シーズン目ということで、いつもよりも早くタイヤ交換をしました。
今年の3月にスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えた時に考えていたのが、タイヤ交換作業を楽にするための工具を揃えたいということでした。
以前の記事でご紹介した工具が油圧式パンタジャッキ、電動インパクトレンチ、トルクレンチの3種類でしたが、この工具を今年の9月に買い揃えました。
そしておとといの日曜日に初めてこの工具を使ってタイヤ交換をしたのですが、あまりにも楽なので驚いてしまうと同時にもっと早く買っていればよかったと後悔すらしてしまいました。
もちろんタイヤ交換の工程は何も変わりませんが、工具を使うだけで時間的にも体力的にも劇的に楽になりました。
管理人が使ったのは、3種類とも大自工業(メルテック)というメーカーのものです。
まず油圧式パンタジャッキは1tまで持ち上げ可能なFJ-100です。
使い方はとても簡単でFJ-100をジャッキアップポイントに当てて、レバーを上下させるだけでスルスルと車体が持ち上がります。
タイヤ交換が終わって下げるときはレバーを上下させるのではなく、レバーをリリースバルブに差し込み、ゆっくりとひねるだけで車体が下がります。
手動式ジャッキと比べるとその差は歴然でした。
次に電動インパクトレンチは17mm、19mm、21mmのソケットが使えるFT-09Pです。
使い方は本体に19mmのソケット(軽貨物車はほとんど19mmだと思います)を差し込み、電源ケーブルをバッテリーに直接つなげる赤と黒のクリップが付いたアダプターに差し込んだら、バッテリーにつないでボルトを回すだけです。
安い電動インパクトレンチなので一番心配だったのが駆動力でしたが、バッテリーに直接つないだ限りではまったく問題ありませんでした。
シガーソケットにも差し込めるようになっていますが、直接バッテリーから取る方が安心なのでシガーソケット経由では試していません。
タイヤ交換中はエンジンをかけっぱなしにしておきますが、慣れれば1本あたり5分くらいで交換できるので、大した時間ではありません。
基本的には油圧式パンタジャッキと電動インパクトレンチがあれば、タイヤ交換の重労働からは解放されますが、管理人は安全性を考慮して適正トルクでボルトを締めたいと考えたので、19mmと21mmのソケット付きでハードケース入りのF-92を使いました。
手動でタイヤ交換をやっていた時と工具を使ってタイヤ交換をした今回を比べると時間的には半分、体力的には10分の1くらいで済んだ感じです。
自分でタイヤ交換をしている軽貨物運送業者にはこれらの工具はおすすめです。
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