2018年7月にホンダから19年ぶりに新しい軽バンの『N-VAN(エヌバン)』が発売されましたが、管理人の地域では軽貨物運送業で使っているエヌバンはまだ見たことがありません。
しかし、ホンダもエヌバンを仕事に使う車として推しているようで、CMでも黒ナンバーが登場しています。
エヌバンが発売されてからまだ2ヶ月半くらいですから、そのうち見かけるようになると思いますが、現時点で圧倒的に多いのはやはりスズキエブリイ系ですね。
エブリイバンはマツダスクラム、日産NV100クリッパー、三菱ミニキャブにOEM供給していることから、どうしても軽貨物運送業でも使われる事が多いようです。
管理人が今請け負っている仕事の仲間は12人いるのですが、そのうち8人はエブリイ系で3人がダイハツハイゼット、1人が旧ミニキャブバンを使っていることからも、エブリイが強いことがわかります。
エブリイと聞いて気になるのが、2015年2月のフルモデルチェンジ時にお目見えした5AGSではないでしょうか。
5AGSはMTとATのいいとこ取りをしたようなまったく新しいミッションということで注目を集めました。
特に軽貨物運送業を営む我々にとって5AGSの魅力はなんと言っても燃費の良さです。
エブリイの5AGSに乗っている仕事仲間に燃費を聞いたところ、通常走行時の平均で約19km/l、エアコンを点けて走っても約17km/l走るというんですから驚きです。
しかし、実際に乗ってみるとさまざまなデメリットもあるということで、2年前にスズキエブリイバン5AGSの口コミをまとめたこともありました。
この時点での口コミは1速発進のもたつきや変速ショックに関することで評判が悪いのが目立ったのですが、実際に仕事仲間にもたつきや変速ショックがあるかを聞いたところ、確かにあるという答えが返ってきました。
しかし、慣れればそれほど気にならないとも言っていました。
スズキもそういった声を反映したのか?2016年3月10日マイナーチェンジでは、2速発進モードを全車に標準装備しました。
2速発進モードとは、荷物を積んでいない時や軽い荷物を積んでいるだけの時などの発進がスムーズに行える機能で、ボタンを押すことで設定できます。
マイナーチェンジから2年半経過して、2速発進モード搭載車も増えてきたことから、そろそろ2速発進モードについての口コミが出てくるころだと思い調べてみたのですが、それほど多くの口コミはありませんでした。
それでも2速発進モードが装備されていないエブリイに乗っている方からすると2速発進モード搭載のエブリイはうらやましいようです。
もし今、車を買い替える事になったとしたら、軽貨物運送業者にとってはやはり燃費が魅力のエブリイ5AGSが候補に挙がると思います。
新車で買えれば問題ありませんが、新車ではなく中古車や未使用車を買うことになった場合でも、2速発進モードが装備されている車を選ぶべきだと考えています。
その前にまずは1速発進のもたつきや変速ショックがどれくらいなのかを自分自身で体験してみる必要がありそうです。
というのは、いろいろな口コミを見てみますと1速発進のもたつきや変速ショックが我慢できないという人もいれば、仕事仲間のように確かにもたつきや変速ショックはあるが次第に慣れるという人もいます。
つまりそれらの感じ方は人によって違うようなので、自分がどう感じるかを知るために5AGSに関しては試乗は必須と言えるでしょう。
試乗してみて、もたつきや変速ショックがそれほど気にならないのであれば、軽貨物運送業の経費削減という意味でも5AGSはよいのではないでしょうか。
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