2018年7月、ホンダから19年ぶりに新しい軽バンとなる『N-VAN(エヌバン)』が発売されました。
ホンダからの新型軽バンということでかなり注目されましたが、個人的には軽貨物運送業で使うにはいかがなものかと思っていました。
その理由は荷室の広さです。
エヌバンは大人気のホンダの軽ハイトワゴン『Nbox(エヌボックス)』をベースにしているということで、フロントエンジンフロントドライブ、いわゆるFF車となります。
通常の軽1BOXは荷室を確保するためにエンジンは座席の下、いわゆるキャブオーバーが一般的ですので、FFの軽バンとなると実際に荷物を積むとどうなるのかが気になっていました。
そしていよいよ管理人の仕事仲間の1人がエヌバンを買い、黒ナンバーをつけて稼働しはじめましたので、エヌバンの荷室の使い勝手はどうなのか?を聞いてみました。
まず荷物を積んだ感じとしてはかなり狭いという答えが返ってきました。
もちろんその人は今までスズキエブリイに乗っていましたので、軽1BOXの荷室の広さはよく知っているわけですから、開口一番「狭い」という言葉が出たのはその違いを実感したからでしょう。
確かに見た感じでも、後方の開口部から座席までがとても近く、長い物などは助手席をフラットにしないと積めそうにありません。
ただし、荷室の高さはかなり高く、見た感じも軽1BOXよりも高いかもしれませんので、積み方次第ではそれなりに積めるでしょう。
走りに関してはさすがに新車ですから、特に言うことはなく満足していましたし、安全機能も付いているので安心感があると言っていました。
もっといろんな話を聞きたかったですし、写真も撮りたかったのですが、なにしろ朝の積込み時に雑談程度の話でしたので、得られた情報はこれくらいでした。
しかし、エヌバンが軽貨物運送業え使えるかどうかについての答えは見えました。
エヌバンで軽貨物の仕事をすることを考えた時、荷物の形や大きさが決まっている場合や助手席は使わず常にフラットにしておける場合などは使えるのではないかと思いました。
残念ながら、管理人の今の仕事は荷物の形や大きさはまちまちですし、週1くらいで2メートル以上の長物もありますので、今の仕事を請け負っている以上、あえてエヌバンにする理由は見つかりませんね。
最後にエヌバンの所有者が「狭い」と言った後に出た言葉が「価格が高い」でした。
12月3日追記
この記事を書いた後、エヌバンオーナーにさらにいろいろな話を聞きました。
確かに荷室は狭いが、全タイプ標準装備の予防安全性能『Honda SENSING(ホンダセンシング)』を体感した結果、その性能は素晴らしく、安心感はかなり増したと言っていました。
軽貨物運送業にとっての最大にして最悪の失敗は事故ですので、それが車によって防げるのであれば、取り入れていきたいものです。
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